2015年12月22日火曜日

米運輸省、BMWに4000万ドルの罰金

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 米当局は21日、独自動車大手BMWがコンパクトカー「ミニ」の衝突テストに関連する問題に対処するのを怠ったとして、4000万ドル(約48億円)の罰金を科したと発表した。

 21日の発表は、米国市場では比較的ニッチな「ミニ・クーパー」に関連するもの。米運輸省道路交通安全局(NHTSA)によると、BMWの罰金は2012年以降で関連する規則違反では2度目となる。今回の違反は同車種が14年の衝突テストで不十分な結果となったことや、合意済みの改善措置の遂行を怠ったことによるもの。

 2ドアのミニ・クーパーは、最低基準に合致しているか調べる衝突テストで不合格となった。BMWは当時、この車種が不正確な重量で登録されており、適切な等級に分類された上でのテストなら合格したはずだとしていた。

 NHTSAによるとBMWは当時、車種情報が記載されている貼り紙の情報を是正し、側面衝撃に対する保護を強化するため、リコール(回収・無償修理)を実施することに合意した。ただNHTSAは、7月に側面衝撃保護を追加したミニ・クーパーが再びテストに不合格となったとし、BMWが決められたサービスの取り組みを実施していなかったことが分かったと述べた。

 米運輸省のフォックス長官は21日の声明で「NHTSAは顧客、BMWが顧客や社会、安全性に対する義務を怠った複数の状況を確認している」と述べた。BMWの4000万ドルの罰金には、現金での1000万ドルと、性能面での義務を果たすために必要な1000万ドルのほか、BMWが義務の遂行を行った場合に生じる繰延罰金2000万ドルが含まれる。BMWは発表文の中で、状況の改善に向けNHTSAと協力していくと述べた。

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米運輸省、BMWに4000万ドルの罰金 - WSJ

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