本日のリコール情報は、三菱ふそう・いすゞ・日産・マツダの4件です。
該当の車種に関係される方はご確認を。
三菱ふそう 出火のおそれトラックなど11万台超リコール
三菱ふそうトラック・バスは10日、エンジン付近から出火する事故が相次いだほか、2012年以降に500件以上のトラブルが報告されたとして、トラックやバス、計11万8483台(10年3月〜15年7月生産)のリコールを国土交通省に届けた。
国交省によると、小型トラック「キャンター」など3車種、計約7万8千台は、洗剤などに含まれる化学物質で燃料ホースが膨張、部品から外れ、燃料が漏れて出火する恐れがある。
大型トラック「スーパーグレート」など5車種、計約4万台は、オイルの劣化でエンジンが破損する可能性があり、うち約1万6000台はオイルポンプの不具合で出火する恐れも。
三菱ふそう | 出火のおそれトラックなど11万台超リコール - 毎日新聞
いすゞ 大型トラック「ギガ」1万7686台再リコール
いすゞ自動車は10日、走行不能になる恐れがあるとして、大型トラック「ギガ」1万7686台(2005年8月〜10年7月生産)の再リコールを国土交通省に届けた。
国交省によると、エンジンオイルの温度調整装置の設定ミスで、エンジンが過熱し損傷、出力が低下して白煙を出したり、走行不能になったりする恐れがある。
いすゞは12年5月にも同じ不具合で約2万3000台のリコールを届けたが、改善策が不十分で、同年6月以降も約200件のトラブルが起きた。
いすゞ | 大型トラック「ギガ」1万7686台再リコール - 毎日新聞
【リコール】日産 ラティオ、ウインカーが常時点灯…火災に至るおそれも
日産自動車は12月10日、『ラティオ』のボディコントロールモジュールに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは日産『ラティオ』1車種で、2014年10月17日から2015年1月13日に製造された1343台。
電気部品の作動を制御するボディコントロールモジュール(BCM)において、ウインカー用回路が不適切なため、ヘッドランプに帯電した静電気によりウインカー制御用の素子が破損し、ウインカーが点灯したままになることがある。そのまま点灯させておくと当該素子が発熱して焼損し、最悪の場合、火災に至るおそれがある。
改善措置として、全車両、ウインカーの電気配線に静電気吸収用配線を追加する。
不具合は3件発生、発煙事故が2件起きている。市場からの情報により発見した。
【リコール】日産 ラティオ、ウインカーが常時点灯…火災に至るおそれも | レスポンス
「アテンザ」3.9万台改善対策=軽傷9件、ドアに不具合—マツダ
マツダは10日、ドアに不具合があったとして「アテンザ」3万9649台(2012年10月〜15年1月製造)について、リコール(回収・無償修理)に準じる改善対策を実施すると国土交通省に届け出た。ドア上部の保護部品が外れて金属がむき出しになり、開閉の際に顔や手を切って軽傷を負う事故が、13年3月以降9件発生した。
国交省によると、東京都品川区で14年7月、乗車しようとした女性がまぶたを切り、4針縫うけがをした。設計不良により樹脂製の部品が外れるなどしたためで、修理して対応する。
マツダによると、輸出や海外生産した約36万4000台も同様の対応を取る。
「アテンザ」3.9万台改善対策=軽傷9件、ドアに不具合—マツダ - WSJ